ゲームが面白くない件 ちょっと今回は厳しいよ編

なんだ?これ・・・・・・。

それが私の第一印象だった。もっともそれはVITAをあらかたやってみてからのことだ。

スペックは間違いなく高いはずでPS3に迫るはずなのに出てくるソフトは全部、何とも言えないかったるさを覚える。そうだ、かったるいんだ。

 

 

どないしてこうなった、ん?

希望を膨らませて買ったファンタシースターノヴァ、主人公の自分アバタ―の微妙な立ち位置問題。クエストをクリアして未開の惑星を探査する。発想はいい。冒険者好みのストーリーだが物語終盤でまさかの一番、かっこよかったキャラが戦死、そしてどうでもいい眼鏡くんがボスキャラ化、俺はまだクリアしてないが、そうだな80パーセントといったところか。

 

 

夢を託して買ったラグナロクオデッセイソウルサクリファイス。観測史上最も簡素で友達とやると楽しそうなゲームタイトルがなぜかこれまた微妙。その根源は、曰く燃えない。まったく巨人を狩って無双するのか、高スペックエフェクトの魔法を連打するのか、と思ったがなぜか変則的なスルメゲーだった。

 

 

 

勇気をとして、買ったソードアートオンライン。どうしたシリーズ初のアクションが広大なフィールドを爽快に飛び回る。まるでアニメを彷彿とさせるような操作感と思いきや、地味なところで手を抜いた全て同じようなダンジョン、それも妙な窮屈感を感じる。はっきり言って距離感をつかめてない。

 

 

 アニメはよかったアニメは・・・・・・。

 だめだ、何を語ればいいのだ、すべてとてもいいところまでいってるのになんだこれ、どうして最後の何かが埋まらないのか、君らはもう二世三世と使い倒されたシリーズ群を作り続けすぎて新しいものを作る独創性がなくなったようだ。

 

 そう、言いたいのは一つだけ、オリジナリティがねえんだよ!

 そしてここまで凝って作ったなら最後まで手を抜くな。例えば操作キャラの回避モーション。スティックを倒した方向に動くダッシュそれはいい、ゲームの可能性を大幅にあげる、だが、前を見ているキャラがどうして後ろにダッシュできるんだよ。せめて左右なら側転、後ろならバク宙、そして前なら前回り受け身。くらいのグラフィックの多様性を見せてくれ。ダンジョンも同じようなものではなく仕掛けと様式の変化をつけて一つ一つ作りこんでほしい。このダンジョンではこうだったけどこのダンジョンはこう。変化をつけるからゲーム上のモチベーションが上がるんだ。いってみればダンジョンはモンスター、深く潜ればそこなしに強いモンスター湧いて出て、潜れば潜るだけ二転三転風景や仕掛けも&$変わる。

 

 

 インディ・ジョーンズシリーズを思い出せ、あのわくわく感は見たこともないものがダンジョンにあるからだろう。地底にもう一つの世界があったっていいじゃないか、アニメのノリとは別にオリジナルキャラ使わせてくれ、キリトくんのリア充をみたいんじゃなくて、俺もVRMMOのデスゲームに参加した哀れな一プレーヤーになりたいんだ。

 

ゲームっていうのはなんだ、アートだろう。創造性が売りなんだよ、新しいゲームにチャレンジする精神がなかったらどんなゲームも結局今一つで終わるんだ。

DSで再発売された、ゼルダの伝説を見ろ、オリジナリティの塊だ、そしてまだ進化しようとしてるじゃないか。

遊戯王があんなに売れたのはなぜだ。みんな自分だけのデッキを作りそして遊戯や遊星といったキャラ達と熱いバトルがあったからじゃないか。

 

モンハンの二番煎じばかりじゃないか、たしかにアクションゲームがしたかった。でももっとひねりがほしかったよ!PS2のころのデビルメイクライロードオブザリングマトリックス、これらは全部、オリジナリティがあった。だって未だにやってて楽しいんだもんな。

 

 

デビルトリガーに二兆拳銃、斬新なアクションムービー、止まらない加速するアクションに酔いしれてフォーカスをつかって弾丸をよけ、センチネルとの攻防。弓矢と剣で戦う堅実な世界観のあるファンタジー超大作。

 

 

映像史に残る。映画や発想がそこにはあっただからそういうアクションゲームのジャンルが確立していったんだ。

 

コストパフォーマンスばかり気にして超大作を作らないそんな経営方針ではどこまでいったって収益にはつながらない。コストパフォーマンスというのは限界があるんだ。限界ギリギリまで節約すれば

ビジネスはしぼむ、新たな経営戦略を打ち出して新しい収益を確保しなければならないんだ。そしてそこにはユーザーを配慮したサービスがないといけない。不公平をつくりだすのがゲームの一番の敵なのだ。5万円で買ったゲームハードを3万円で買ってしまえるようになったら現代っ子はなくよ。

 

 

つまりオリジナリティなんだよ。難しい?当たり前だろ、アーティストが悩むのはいつだってそこなんだから。俺だって愚にもつかない物語を書くが、模倣はするがオリジナリティはだすぞ?

じゃあ、ゲームに何ができるか?世界を造れる、創造主になれる、それがゲームだ。だがそんなの誰だってそうだ、本を書く人も漫画を描く人もアニメを描く人も、いつだって挑戦してるんだよ。

ゲーム造る人のことをなんて読んだ?ゲームクリエイターだろう?クリエイトしろよ。日本人がどうして企業家になれないのか、自分が作り上げたシステムを簡単に手放してしまうからだ。

最後の最後で安定を望むから海外に買収される。今、ゲーム業界が不況、吸収合併があいつぐ、ついこの間のディズニーのようになってしまうじゃないか?株を買い上げられ資本家のマネジメントの道具にされ、面白いものより興行的に収益の上がるものばかり作らされる。あげくのはてには何が面白いのかわからなくなる。

                                                                                                                     

だが面白い全く新しいキラーソフト一本で流れは変わる。新しい大型タイトルが制作発表され、そしてそれがいろんなメディアで話題になる。初回限定三千のベータ版がすぐに売り切れ、反響は予想以上

待望の新システム、どこまでも可能性の広がる世界観にキャラクター。ゲーム屋では予約殺到、長蛇の列をなして買いに来る。思い出せ、ゲームのCMがテレビを席捲したあのころを。

ネットではストーリーの予想に社会現象までおこり、なんと今作は、史上空前の三部作構成。

 

そうだ、不況なんてのは創造性でなんとでもなるんだ。デフレならインフレーションを起こせばいい。君らはゲームハードを売っていたのか?違うゲームソフトを売るんだろう。外見じゃない中身じゃないか。

どこにあるんだよ、そんなゲームは・・・・・・。